DNSゾーン編集の基本的なこと

imatomix
2019年6月29日 11:09
なんとなく言われるがままに設定しがちなDNSのゾーン編集を、浅く簡単な仕組みぐらいは知っておきたいと思いました。

DNSのゾーン編集で設定する主な項目は以下の3つ
  • エントリ
  • レコードタイプ
  • データ
ドメインに対して「エントリ」を、「エントリ」に対して「レコードタイプ:データ」を追加していく

エントリ

  • サブドメインを指定する。
  • 「サブドメインなし」の場合は「@」を用いる。
  • 1つのエントリで、複数の「レコードタイプ:データ」を持つことができる。

レコードタイプとデータ

  • レコードタイプとデータは「キーと値」の1対1の関係。
  • 1つのエントリに複数の「レコードタイプ:データ」を持つことができる。
  • 既定のDNSレコードタイプから必要なものを指定して、データを登録する。
  • レコードタイプは色々あるが、主なものは以下の通り、
  • A
  • IPv4 IPアドレスを指定する。
  • AAAA
  • IPv6 IPアドレスを指定する。
  • CNAME
  • エントリに指定したサブドメインの参照先(ドメイン)を登録できる。
  • 例えば、以下のようにすれば、wwwの有無にかかわらず同じサイトへアクセスする。
  • エントリ: www
  • レコードタイプ:CNAME
  • データ:@
  • MX
  • メールの届け先を登録する。
  • Aレコードに登録済みのFQDN(絶対ドメイン名)を指定する。
  • NS
  • ゾーンに対して権威を持つ権威DNSサーバーを指定する。
  • TXT
  • 任意のテキスト情報を登録できる。
  • ドメインのレコードを修正できるのは所有者だけなので、例えばGoogle指定のテキスト情報をTXTレコードへ登録することで、Googleのサービスに対して所有者の証明ができる。