自宅オフィス化計画!カウンターデスクをDIYしたので自慢したい

imatomix
2020年3月19日 11:00
リモートワークが勢いを増す中、引っ越しを機に自宅にオフィス(仕事エリア)が欲しくて、部屋にジャストサイズのデスクをDIYしました。自慢させてください!

完成形

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壁に沿って部屋サイズぴったりのカウンターデスクが欲しかったわけです。でもここまでのぴったりサイズは既製品では難しい、そんな時こそのDIYです。

設計

今回やったことをざっと図に描き起こすと、こんな感じです。

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正直、最初からここまでの設計はしてなくて、この図は完成後に作った、言わば記録です。最初から精度の高い設計が出来るほどの技量や経験値がないので、それなりに失敗しながら模索しました。

僕の場合、木材の難しい加工はお店側にやってもらうので、基本的にやることは簡単な切断と組立てだけです。作りとしては他所のガチDIYerたちに比べれば、簡単な方だと思います。
  1. 丸棒をジョイントで繋いで脚を作る
  2. 引き出しを作る
  3. 脚に引き出しを載せる
  4. その上に天板を載せる
  5. 完成

材料

ホームセンターとネットストアで材料を揃えます。ネットストアの方がなんでも揃いますが、大きなもの、長いものは送料が馬鹿にならない(商品より高い)ので、可能な限り近所のホームセンターで手に入るもので試行錯誤するのが安上がりです。

モクタンカン と 単管ジョイント

今回のDIYのメインパーツです。この組み合わせは前々からやってみたかったアイデアで、デスクを作ろうと思ったもう1つの動機です。木と金属のコントラストが堪りません。目的より手段が先行するのはDIYあるあるかと。

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モクタンカンは、単管パイプと同じ太さΦ48.6mmの丸棒材です。この径の丸棒材は一般的なホームセンターには売ってない(と思う)ので、モクタンカンの公式ストア で購入します。1カット100円でカットもしてくれます。
これら丸棒を繋ぐ単管ジョイントが必要です。モクタンカンの販売サイトでは専用のクランプも売ってますが、クランプは木材を十字に重ねる分、スペースをとります。今回はより省スペースな単管パイプ用のビス止めジョイントパーツを購入しました。

板材

僕は「板材は好みと予算で好きなものを選べばいい」派です。「この用途には絶対この木」といった拘りや知識もないです。安くて汎用的な合板が好きです。
強いて気にするなら「重さ」と「反りにくさ」です。今回、天板は載せるだけなのでなるべく反りにくい集成材や合板を選び、引き出しは余分な負荷が掛からない軽い板を選びました。
この辺は近くのホームセンターに相談すると予想以上にいろいろ教えてくれます。

天板用

  • タモ 集成材 20mm x 500mm x 1265mm : 2枚

引き出し用

  • 内側の箱部分
  • 側面:パイン 集成材 20mm x 80mm x 390mm 溝加工 : 8枚
  • 正面:パイン 集成材 20mm x 80mm x 490mm 溝加工 : 4枚
  • 奥面:パイン 集成材 20mm x 80mm x 450mm 溝加工 : 4枚
  • 底面:ベニア 普通合板 5.5mm x 380 x 460 : 4枚
  • 外側のコの字部分
  • 側面:1x4材 400mm : 8枚
  • 奥面:1x4材 510mm : 4枚
  • 外側の正面部分
  • 余ってた板材(パイン?) 13mm x 120mm x 550mm : 4枚

その他

ホームセンターで良さげなものを漁ります。
  • フルオープンで引き出し部分が取り外し可能なものが取り扱いやすいです。
  • 引き出しを脚に載せた時に、ズレないようにするためのパーツです。
  • 天板も載せるだけなので、ズレないように脚との接地面に滑り止めを敷きます。
  • BRIWAX 1缶
  • 個人的にラスティックパインがお気に入りです。

塗装

木材にBRIWAXを適当に塗っていきます。

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塗って乾かしてまた塗っての繰り返しです。ワックスは乾くのは早いですが、匂いが取れるまでに1〜2日はかかります。塗装は見える部分の木材だけで、引き出し内側の箱部分には行いません。引き出し内の湿気を吸うように、あえて塗らないほうがいいんだとか。(ネット情報)

組み立て

気をつけるべきは以下の1点のみです。
  • 脚と天板の間に引き出しがきちんと収まるか
脚を組んだら、各手順毎に小まめに引き出しを載せてみてサイズに問題がないか確認しながら作業を進めました。

脚を組み上げます。ジョイントにモクタンカンを挿してビスを締めるだけです。

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ジョイントの上下の向き(ビス穴がついている向き)がバラバラだと不恰好なので、揃えるといいです。下向きにしておけば後で締め直す時に楽です。

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全部繋げると、こんな感じになります。縦の丸棒は、上面には滑り止めのゴムを貼り付け、引き出しの高さぶん、頭を突き出させます。壁にピッタリつけるので、ある程度はフラついても問題ないと思ってたんですが、壁がなくても意外としっかり安定します。

引き出しの外側

まずは引き出しを受け止める、外側のコの字部分を組み立てます。

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手順は以下の通り、
  1. 側板の内側にスライドレールを、底面にL字金具を取り付ける。
  2. 奥板と側板をコーナークランプで直角に固定して、それぞれボンド接着&ネジ止めする。
  3. 同様の手順で反対側の側板も取り付けてコの字にする。
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この段階で脚に載せてみてサイズに問題がないか確認しておくといいです。

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引き出しの内側

次に内側の引き出し部分を作っていきます。パーツが増えるだけで、やることは外側と大差ありません。

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お店側で加工してもらった溝の位置に注意しながら、向きを合わせて組み立てていきます。
  1. 側板の外側にスライドレール取り付ける。
  2. 正面板と側板をコーナークランプで直角に固定して、それぞれボンド接着&ネジ止めする。
  3. 同様の手順で反対側の側板も取り付けてコの字を作る。
  4. 底板を溝に合わせて差し込む。
  5. 奥板をボンド接着&ネジ止めし、箱型にする
  6. 正面に引手となる板を内側からネジ止めする。
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これを4つ作ると結構疲れます。出来もそれぞれバラつきが生まれるので、出来た順に設置して、スライド動作を確認するといいです。

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全ての引き出しがピッタリ収まると、「おぉ〜」ってなります。

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前後はL字金具が、左右は単管ジョイントが引っかかって、引き出しをしっかり固定してくれます。全然ズレません。

天板

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最後に天板を載せます。ただ載せるだけで完成です。完成したら椅子や仕事道具を並べて、思う存分、いろんな角度から愛でてあげましょう。


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感想

モクタンカンと単管ジョイントの組み合わせは、他でもいろんな応用が効きそうです。棚やベンチなど、他にもいろいろDIYしてみたくなりました。置くところがないですけど。